図書管理システムの解説
年度末統計資料
年度末になり棚卸、引継ぎなど色々と作業がありますが、一番行いたいことは一年間振り返って図書がどの様に貸し出されたかの統計を知りたいことだと思います。この図書管理システムは一年を通して時系列に過去の経歴を残す様システムは作られていません。各個人がいつ、どの本を借り、合計何冊借りたかなどの統計を取っているとデータ構造が複雑になり、またデータ量も増大になります。ノートブックパソコンの様な「ひ力」なコンピューターでも(最近はノートブックでもかなりパワーがありますが・・・)問題なくスムーズに動くことを目指しておりなるべくシステムを「重たく」しない様考えられてあります。もし、Webの会員管理システムに図書の貸し出しが終わった時間に毎回データをアップロードするとWeb側にデータが溜まり、ランキングなど統計情報見ることができます。次に関係のある機能の説明をします。
- 日報印刷(操作:メインメニューから日報印刷を選ぶ)
これは日の終わりにバックアップ作業と同時にその日の組別、区分別(生徒、教員、保護者など)の貸し出し冊数と人数が印刷されます。
- 人気図書(操作:メインメニューから図書別貸出実績)
この機能は各蔵書が年度始めより何回貸し出されたかのカウントをするものです。年度始めには是非リセットを忘れずに行ってください。毎週(毎日)貸し出しが終わった時点での作業は必要ありません。年度末に結果を印刷すればよいのですが、注意しなければいけないのは同じ本が複数冊ある場合は自然と一冊あたりの貸し出し回数は減ってきます。よって人気ランキングは同じ複数の本の貸し出し数の合計を出さなければなりません。蔵書登録を行う際には是非複数本という箇所をチェックして登録を行ってください。複数本を探しだすためには「図書別貸出実績」の図書名順で印刷すると判ります。
- 本を多く借りた生徒のランキング
一日の貸し出しが終わり、図書館をクローズした後に、蔵書情報をWeb側にアップロードを行います。これを毎回必ず行うと、データが会員管理システムに溜まり、沢山借りた生徒のランキングが出る様になります。操作は会員管理システムにログインして図書管理タブに行き、送信・統計サブタブに行き、ランキングや貸出履歴のない蔵書一覧などの統計情報が表示できます。
もしデータを消してしまったら・・・
Webにアップロードしていたら蔵書データは残っています。多少作業が必要ですが、そのデータを取り出しインポートという「裏技」機能があります。また会員データはWebのデータベースから持って来れますのでこれも問題ありません。従って、Webへのアップロードを行う事を強くお勧めします。そうすることによりWebでの蔵書検索も可能になります。どちらにしてもこの修復には専門家の助けが必要です。