ブログ: 空の旅ドットコム

11/10/2008

日本の駅弁カルチャー

日本に生まれ育つとやはり日本への旅行は食事が楽しみだ。特に駅弁が好きである。日本は北から南まで色々な気候があり、山の幸、海の幸そして、四季によりバライティに富んだ食材が豊富である。その反面米国では比較的どこへ行っても同じ味で旅先でその土地の味を楽しむ事ができない。どちらかと言うと住んでいる人種によりバライティー差があり、その地域に住んでいる人種の系統により食事を楽しむという感じである。中国料理、イタリアン、インド料理、スペイン料理などなど、その土地に住み着いている人によって土地の味が決まる。
日本の駅弁の食文化はすばらしい。私は日本へ来るとなるべく弁当を食べて過ごすことにしている。今回、北陸に行ったときは空港のレストランで食べるより海の幸のお弁当を駅で買っておいて機内に持ち込みそこで食べた。機内での時間も潰せるし、飲み物は出してもらえるので都合が良い。米国内国内線ではこの頃はスナックすらも出ないのでサンドイッチなどを持ち込むこともよくある。しかしどこの空港へ行ってもいつも同じ味で、その土地の味を楽しむ事ができない。
一度米国内旅行中、朝ホテルでチェックアウトした後朝食の時間が無かったためバナナとシリアルの箱だけをバイキングのレストランでもらって機内にそれを持ち込み、飲み物のサービスのときにミルクを頼みバナナとシリアルでしっかり朝食を食べたことがあった。流石そんな人はあまり居ないのかフライトアテンダントは笑っていた。
話は日本の駅弁に戻して、この食文化は素晴らしい。土地の味、季節の味が思い出となって残る。今回日本から来米する際、新宿から成田エクスプレスに乗る前にデパ地下でお弁当を仕入れた。本当に目移りしてしまうほど色々ある。それをもってセキュリティーゲートを通過。液体は持ち込めないので、「お弁当は大丈夫ですか」とセキュリティーの人に聞いたら、液体でなければ問題ありませんと答えが返ってきた。すると「あっ、御醤油はありますか」と言われ、お弁当をちょっと覗いてみるとお弁当の横に小さい醤油があった。セキュリティーゲートの横にあるテーブルでおもむろにお弁当を開けて醤油を掛けてしまい、その醤油の小さい入れ物をゴミ箱にすてた。問題なくセキュリティーゲートを通過し、出国手続きを済ませ、ゲートの椅子で一人弁当を食べた。その後空き箱をゴミ箱へ捨てようと思ったら、「ペットボトル」、「ビン」、「カン」、「新聞」、「その他のゴミ」と分別されており、その他のゴミのところにはお弁当の絵が書いてあった。ああやっぱり成田でも駅弁カルチャーは根強く生きていると感心しながら、美味しかった弁当に満足した。これで搭乗後はゆっくり寝れるだろうと思いつつ。