ブログ: 空の旅ドットコム

10/17/2007

Virgin America

今年の8月8日に米国Virgin America内での運行を始めたVirginグループのVirgin Americaの飛行機を初めて見ることができた。米国航空業界は同時多発テロから低迷していた業績が各航空会社の努力によりここのところ利益が出始めてきた。しかも燃料の高騰でマイナス要因が多い中、本格的なシーズンが始まる夏前の第二四半期時点で9%の利益を上げた。2007年の各社の業績は近年に稀に見る好業績になるとと見られている。そこでどの様な努力をしたのか?それは単にサービスの質と量を下げた為の経費節減が効いたようだ。従業員の数を減らし、機内で出す飲食サービスを減らしたりなくしたりしている。それだけではなく陸上でのサービスの質も下げたお陰でフライトの遅れ、荷物の紛失などが過去最最悪になって米国内のカスタマーの怒りがピークに達しているとも言われている。業績を一番伸ばしたUS Airwaysのサービスは大手のランキングで最低で、サービスを下げれば儲かるというのが米国市場の様だ。
そこでこのタイミングでVirgin Americaが米国市場に乗り出したのはVirginグループらしいと思わざるを得ない。サービスの質を下げて短期的な利益を上げる米国的な経営に反して、質を上げ長期的な客を掴み最終的な勝ち組に入ろうとする戦略がどう出るかが興味深い。
面白い事実として現在アメリカ中走っているAmtrakの人気が上がっているそうだ。一時期は万年赤字で存続の危機とも言われたAmtrakだが東海岸の運行は飛行機より安くしかも時間が確実で、例えばワシントンDCからニューヨークの場合、飛行機が遅れることを考慮するとより早く目的地に到着するケースが多いそうだ。
今回久々に日本のJALに乗ったが、明らかにアメリカの航空会社とサービスの量が多い。質に関しては好き嫌いもあるのでなんとも言えないが、飲み物、食べ物などの量、フライトアテンダントの数の多さは米国航空会社より確実に上であった。
Virginグループの飛行機には乗ったことがないので是非一度経験したいものだ。

http://www.virginamerica.com/

写真は9月にサンフランシスコ空港で撮影。